✿田舎の絵具✿
Isn't it good, knowing she would?
赤朽葉家の伝説//桜庭一樹
- 2012/03/07 (Wed)
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ネタバレ注意
桜庭一樹は数年前に直木賞を受賞した印象が少しあるくらい。
その時は、同時期に芥川賞を取った川上未映子のほうが目立ってて可哀そうだった。
川上未映子の本は2冊くらい読んだ気がするけど
桜庭一樹のこの本はその100倍、この先自分の心に残り続ける気がする。
最後の数ページで涙腺が大打撃を受けた。(決壊は免れた
鳥取の製鉄村が舞台
赤が基調とされているからか、どことなく「千と千尋の神隠し」っぽい雰囲気
湯婆婆みたいな御婆さんも登場する
なんというか
戦後~現代までが1冊の中に描かれているけど、最後までどこか古い感じがする
男は、時代によって強くも脆くもあり、やるせない気持ちをうまく発散できずにいて
対照的に女は、どの時代でも強い。一種の諦念が強さになってる
戦後からバブルまでを生きた万葉と毛毬はイキイキとしてるけど
平成生まれの瞳子は、うまく生きられてない
周りの大人の強制力がない、家族が家族でない(寮のような存在
なんとなく大学を出て、無職
男女が平等に扱われるようになり、必殺「諦念」もつかえない
一連してみると、ほんとに味気ない時代に生まれたもんだと
90年生まれは思うわけです
桜庭一樹は数年前に直木賞を受賞した印象が少しあるくらい。
その時は、同時期に芥川賞を取った川上未映子のほうが目立ってて可哀そうだった。
川上未映子の本は2冊くらい読んだ気がするけど
桜庭一樹のこの本はその100倍、この先自分の心に残り続ける気がする。
最後の数ページで涙腺が大打撃を受けた。(決壊は免れた
鳥取の製鉄村が舞台
赤が基調とされているからか、どことなく「千と千尋の神隠し」っぽい雰囲気
湯婆婆みたいな御婆さんも登場する
なんというか
戦後~現代までが1冊の中に描かれているけど、最後までどこか古い感じがする
男は、時代によって強くも脆くもあり、やるせない気持ちをうまく発散できずにいて
対照的に女は、どの時代でも強い。一種の諦念が強さになってる
戦後からバブルまでを生きた万葉と毛毬はイキイキとしてるけど
平成生まれの瞳子は、うまく生きられてない
周りの大人の強制力がない、家族が家族でない(寮のような存在
なんとなく大学を出て、無職
男女が平等に扱われるようになり、必殺「諦念」もつかえない
一連してみると、ほんとに味気ない時代に生まれたもんだと
90年生まれは思うわけです
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この記事へのコメント
訪問、あざーす!
桜庭一樹、私も川上ちゃんよりも創作能力、比にならないくらいに上だと思いますわん。
はじめまして。
>どこか古い感じ・・・がしたのは、きっと桜庭時代を感じ取ってのことでしょう。
生まれた年代が生き方に反映するという事実はあらがいようがなく、まさに三つ子の魂ですね。
それでも生き抜く知恵を、90年代も見出すのではないでしょうか。
赤朽葉家のその後も読みたい気分になりました。
笑ってしまった